子供を伸ばす上手な叱り方とは?意識したい9つのポイント

子育てをする中で、子供を叱らなければいけない場面は多々ありますが、どのように叱ったらいいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。注意しても同じことを繰り返してしまっているのを見ると、子供に効果がある叱り方について知りたいと思うものですよね。

ここでは、子供を伸ばす効果的な叱り方と、意外とやってしまっているダメや叱り方についてご紹介したいと思います。

子供を伸ばす上手な叱り方とは

子供を伸ばす上手な叱り方とは

子供を伸ばす上手な叱り方とは、「叱る」と「怒る」を意識することです。叱るとは、子供のことを思い、良い方向に導くために注意することを指しますが、怒るとは、感情が主になってしまうため伝えたいメッセージが伝わりません。

この意味の違いを理解しせずやみくもに注意しても子供には響かないため、「叱る」と「怒る」の違いを意識することが子供を伸ばす叱り方のヒントになるのです。では、どんな点に注意して叱ったらいいのでしょうか。

子供を叱る具体的な場面

子供を叱る具体的な場面

叱る時のポイントは、タイミングと親の言動、そして叱られた後のフォローに分けられます。叱るタイミングは、外出先の場合、人目があるので帰宅してから注意するという人もいるかもしれませんが、内容によって直後に叱った方が良い場合もあります。

では、具体的にどんな場面で子供を叱るべきなのか、緊急度の高いものから順に見ていきましょう。

命の危険性がある時

まずは、危険な遊びや、命の危険性がある行為をしている時は、なぜいけないのかの理由を伝えて止めさせます。電車に向かって石を投げる行為や、注意を無視してやり続けた場合は、すぐに叱って止めさせましょう。

他人を傷づけた時

子供自身が危険にさらされる以外に、友達や他人を傷つける行為も止めさせなければいけません。お友達を叩いたりぶったりしている場面を見た時や、友達をいじめているのを見かけた場合、何がいけなかったのか伝え、その場で叱り相手に謝罪させます。

やってはいけないことを確認し、二度と同じことを起こさないように約束をしましょう。

ルールに反する行動をした時

最後は、公共の場所や家庭内のルールを破った時です。順番を守らず割り込んで電車に乗った時や、公園でボール遊びやローラーシューズは禁止と書いてあるのにも関わらず、ルールを無視した時に注意します。

家庭内では、ゲームをやって良い時間を無視して遊んだ時も見逃してしまうと癖になってしまうので注意しましょう。

公共の場で叱る場合、大勢の前で注意されることは、子供の自尊心を傷つけてしまうことになるので、周りに聞こえないように注意するもしくは、周りとの距離を取った上で注意するなど配慮が必要となります。

叱る時に意識したいポイント

叱る時に意識したいポイント

子供を叱る具体的な場面を再確認したところで、叱る時に注意して欲しいポイントをご紹介したいと思います。

叱るタイミングを見極める

子供に注意をしなければいけない時には、周りの状況や子供の言動を踏まえてタイミングを見て注意しなければいけません。命の危険性がある行動に対してはその場で注意が必要ですし、他人を傷つける行為をしてしまったのなら、注意した上で相手に謝罪をします。

家庭以外で起きてしまったことは、周りに人がいると言いづらいので、家に帰ってきてから注意するという人もいますが、時間が経ってしまうと子供には響きません。周りに人がいて言いづらい場合には、距離を取って注意するなど、周りの状況を見て的確に判断するようにしましょう。

子供と同じ目線にする

子供に大切なことを伝える場合、子供と同じ目線にすることが重要です。大人と子供では身長差があるので、上から言われても響きません。

感情的になってしまうとどうしてもその場で注意してしまうものですが、必ず腰を落とし子供の目線になって伝えるようにしましょう。

中腰の体制が辛い人は、ベンチに子供と横並びになり、座った状態で話します。

子供の目を見て話す

子供と同じ目線を確保したら子供の目を見て話します。この目を見て話すという行為で真剣さが伝わるためです。今はふざけてはいけない場面なんだと自覚するため、目線を同じ高さにして、子供の目を見て伝えるようにしましょう。

真剣な顔で叱る

同じ目線になり、目を合わせたら真剣な表情で注意します。子供はいつもと違うということを無意識に感じ取り、自分がしてしまったことを反省する環境になるためです。

「お父さんとお母さんは怒っているんだよ」というメッセージにもなるので、真剣であることを表情や態度で伝えることを意識します。

叱る理由を具体的に話す

次は具体的に子供がしてしまった行動に対して、子供が理解できるように具体的に話します。いつ、どこで、だれが、何を、どのようにしたのがいけなかったのか。5W1Hを意識して分かりやすく伝え注意を促します。

この時、大きな声で感情的に訴えると子供は恐怖心を覚えてしまうので、冷静に伝えることを意識しましょう。

子供の言い分も聞く

何がいけなかったのか、注意する理由を具体的に話したら、次は子供の言い分を聞きます。これは、子供がわざとやったのか、それとも無意識にやってしまったのかで、今後どのようにしたらいいのかが変わってくるためです。

例えば、友達と公園で遊んでいた時、友達を叩いてしまったとします。この場合、どんな理由があっても友達を叩いてしまうことはいけないこと。なぜ叩いてしまったのか、子供に聞いてみましょう。

カッとなって叩いてしまったのか、それとも、前からその友達には嫌なことをされて仕返しに叩いたのでは注意の促し方が変わってくるためです。

子供なりの言い分もあるので、聞いてみないと分からない部分もあります。頭ごなしに怒ると子供の気持ちを聞くことができないので、冷静に注意しつつ子供の本音を聞いてあげましょう。

解決策を伝えて確認する

友達を傷つけてしまう言葉を発してしまった場合、なぜ言ってはいけないのかと、友達への謝罪を行う必要があります。でもこれで終わりではありません。同じことを繰り返さないためにも、同じような場面に遭遇した時どのようにするのが良いのか、解決策を伝えて同じことを繰り返さないように子供と約束をします。

叱った後はフォローする

叱られた後は、落ち込んでしまうので、必ずフォローしていつもの状態に戻してあげます。話題を変えて気分を変えさせてあげることも大事ですし、スキンシップを取って手をつなぐというのも有効です。

注意される時間とその後の区別がはっきり分かるように「ごめんなさいが言えたからこれで終わり!」と伝えると子供も理解しやすいので、子供に合わせてフォローをするようにします。

出来たことは褒める

やってはいけなと分かっていても、同じことを繰り返してしまうのが人間です。大人でも「またやってしまった」と反省するものです。同じように子供も失敗を繰り返して成長していきます。

叱るばかりでなく、良いことをした時や約束が守れた時は積極的に褒めて自信をつけさせてあげましょう。

やってはいけないダメな叱り方

やってはいけないダメな叱り方

子供を伸ばす叱り方があるということは、やってはいけないダメな叱り方もあります。ここからは意外とやってしまっているダメな叱り方について確認していきましょう。

人格を否定する

まずは絶対にやってはいけないのが、子供の人格を否定する叱り方です。年齢や性別、性格を理由に子供を責めると存在価値が否定されてしまい、自尊心が傷つけられてしまいます。友達関係や学校生活に不適応を起こしてしまう可能性もあるので、人格を否定するような言葉は絶対に使ってはいけません。

怒鳴る

何度注意しても同じことを繰り返すと、注意する側もイラっとするものです。それが言葉として出てしまうのが怒鳴るというダメな叱り方です。大声を出せば子供は恐怖を感じますし、恐怖から改善には繋がりません。

親に叱られることがトラウマになってしまうこともあるので、親子関係という立場を利用した威圧的な注意は絶対にしないようにしましょう。

感情的に叱る

大声は出さないにしても感情的に注意する叱り方もNGです。これは親の感情をそのまま表出しているのに過ぎませんし子供は恐怖を感じてしまいます。

何度も繰り返してしまうのは、注意が子供に伝わっていないことも考えられるので、言葉と態度でメッセージを伝えるようにしましょう。

他の子と比較する

我が子を叱る時に、「〇〇ちゃんは、できているのに何であなたはできないの?」と友達と比較する方法もNGです。他の子を例にされてもピンときませんし、自分は劣っているんだと自信をなくしてしまうためです。友達と比較せずやってしまったことに対して具体的にどの部分がどのようにいけなかったのか伝えて注意を促します。

一貫性がない

何度も同じ注意を繰り返していると、どうしても感情的になってしまうものです。その結果、ゴールが見えず同じ注意を何度も繰り返し一貫性がない話をくどくどと話してしまうことになります。

端的に分かりやすく、そして終わったら気持ちの切り替えをして次に進むことを意識するようにしましょう。

時間が経ってから叱る

子供を叱る時には、その場で注意するのが鉄則です。しかし、お友達の前や不特定多数の人が集まっている場所では、子供の自尊心を傷つけてしまうので叱る場面やタイミングを考えなければいけません。

後で話そうと時間が経ってから注意しても子供は何のことで叱られているのか分からないので、注意が子供の心に響きません。

子供に注意しなければいけない時には、小声で注意する、周りと距離を取って話すなどの方法もあるので、時間が経ってから「あの時のあのことなんだけど」とならないように、その場で叱るようにしましょう。

成長に合わせて叱り方を変えていく

成長に合わせて叱り方を変えていく

子供への注意の仕方に正解はありません。そのため、同じ方法で叱っていてもいつかは慣れてしまうこともあるので、成長に合わせて叱り方を変えていく必要があります。

子供に考えさせる

危険な行為や友達を傷つけてしまう言動などは、その都度注意して止めさせ、社会のルールを教えていきます。一方で学年が上がると考える力も身についてくるので、親子で話し合い考えさせる機会を作りましょう。

例えば、お友達の家族とランチ会をした時、子供同士で盛り上がって店内を走り回ってしまったというケースも少なくありません。頭ごなしに「走らないで」と注意するのではなく、我が子を呼び、なぜ呼ばれたのかを考えさせ、どのようにしたらいいのか考えさせましょう。

このような機会はたくさんあります。一方的に叱り、注意するのではなく、成長と共に子供に考えさせる機会を作ることも、社会性を伸ばすきっかけになります。

どうすればいいのか一緒に考える

いけないことをしてしまったら、今後どうすればいいのかを一緒に考えるというのも子供が社会に適応していくための大事なステップです。

例えば、お店でお友達と騒いでしまったら、騒いでいる友達を注意すると言うかもしれませんし、静かな遊びにするという方法もあります。その場面によって、正解は変わってきますし、親が思う正解と違うケースもあります。

一緒に考え、やってみて、それでも周りの人に迷惑をかけてしまうことになってしまったら、もう一度考えることもとても大事な機会になります。

乳幼児期は叱る、注意するという場面が多くなりますが、成長と共に子供への注意の促し方を変えて、子供が自ら考え行動できるように促してあげましょう。

まとめ

子供への叱り方に正解はありません。どのように伝えれば改善できるのか、日々考え模索していくことが、とても重要なポイントです。叱るタイミングと言葉の選び方、そして叱った後のフォローも意識して子供に接するようにしてみてください。

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