私立小学校に入学して後悔することとは?お受験前に知っておきたいデメリット

小学校のお受験は、子供の将来を左右する大事なチャンスのひとつです。でも、大変なお受験を経て合格したのに、思っていたのと違ったとしたら取り返しがつきません。そこで、メリットばかりが注目される私立ですが、お受験前に知っておいて欲しいデメリットについてご紹介したいと思います。

私立小学校に入学して後継する場面とは

私立小学校に入学して後継する場面とは

お受験する学校のことは、入念に調べて選んだはずなのに、入ってからでないと分からないこともたくさんあります。では、どんな点にデメリットや後悔を感じるのでしょうか。

内部進学の難しさ

私立小学校を目指す理由のひとつに、高校や大学への内部進学があります。

子供が小さいうちに受験をすれば、高校や大学で受験しなくて済みますし、何より将来がある程度想定できるというのは親としても安心するものです。

しかし、実際に入学してみると想像以上に内部進学に対しての基準が高いことが分かり、思い描いていた通りに進められず大きな壁に直面します。

授業についていけない

内部進学のハードルの高さが分かると、思い描いていた進路や計画が崩れていきます。さらに、追い打ちをかけるのが、毎日行う授業についてです。

私立の小学校は成績でクラス分けが行われるケースが多く、授業のスピードも早いため、授業についていけない子も出てきてしまいます。

そのため、塾にも通い必死でついていこうとしますが、電車やバスなどを利用した通学時間と、帰宅後の塾との両立で、親子共に疲れてしまうのです。

クラスに馴染めない

学校の特色や、教育方針を理解した上で学校選びをしたとしても、友達ができるかどうかは入学してみないと分かりません。

通学時間の長さや、学校が終わってからの塾通いを続けていくと、心身ともに疲れ勉強に追われる日々を過ごし、気づいたら友達ができずクラスに馴染めていないということも。

学校での様子は子供からの情報でしか把握できません。学校公開で見学に行ったら、休み時間に我が子がポツンとしていたら、「この学校で本当に良かったのか」と思うのではないでしょうか。

学費以外にお金がかかる

私立の小学校は学費がかかることは分かっていても、開示されている学費以外に塾に通うなら塾代がかかりますし、ママ友との交際費にもお金がかかります。

子供は学割が適用されるので交通費は抑えられますが、保護者が学校に向かう交通費やランチ会に参加する時の交通費も回数が増えれば増えるほど、お金がかかります。

この、学費以外にかかるお金のことは、ノーマークだったという人が多いのです。

保護者の負担

卒業した学校ならある程度流れは分かりますが、はじめて行く学校なら入学してからでないと学校の流れや様子が分からないものです。

学校説明会では、保護者がどのように学校に関わるのか説明はあっても、役員になる親の熱量の違いで関わり方は大きく変わってくるものです。

役員として関わる以外に、どのくらい保護者のサポートが必要かどうかは、入ってみないと分からないもの。

さらに塾に通うことになったなら、送迎や家庭学習のサポートなど負担は計り知れません。それが低学年からスタートしたのなら、それが6年生まで続き、学年が上がれば上がるほど負担が大きくなっていきます。

想定以外の労力がかかることが分かり、このまま学年が進級した先のことを考えると「この学校で本当に良かったのだろうか」と後悔に転じてしまうのです。

親同士の付き合いの難しさ

私立の小学校を希望する親は、子供に教育熱心な側面を持っています。そのため、子供のためなら時間や労力を惜しまない人が多いので、影響を受ける反面、付き合いの難しさにも直面します。

幼稚園や保育園で経験してきたママ友との関係以上に、付き合い方の難しさを痛感してしまいます。

通っている保護者の雰囲気は、学校説明会で先生が話すのと実際では異なるので、親同士の付き合いも入学して話してみないと分かりません。

クラスが少ないと付き合う期間も長くなりますし、合わないと思っても子供のために大人の付き合いを続けますが、ストレスがどんどん積み重なっていってしまいます。

保護者との経済格差

子供を介してママ友が増えていきますが、保護者の経済格差も悩みの種です。なんとなく知りえたお友達のパパの職業や、休みの日に出かけている場所、海外旅行に出かけた話や、愛用しているブランドなど、少しずつ価値観のずれや経済格差を感じるようになります。

子供のためと思って選んだ学校でも、親の職業や価値観も無意識について回るというのは、学校選びの段階では分かりません。

分かっていたら選ばなかったという想いが、積み重なってストレスとなって爆発してしまうのです。

地域に友達ができない

学校生活に問題はなくても、意外なところにも盲点が潜んでいます。それは、自宅の近くに友達ができないという点です。

公立小学校の場合、学区域で指定された小学校に通うのが基本になるのに対して、私立の小学校は自宅から離れた場所に公共の交通機関を利用して通います。

そのため、行きも帰りも一人で通うので、地域に友達ができません。幼稚園や保育園で一緒だったお友達もいますが、そのお友達は小学校で新しいお友達を作るので、放課後に遊ぶ友達がいないという状態になってしまいます。

近くの公園で遊んでいる小学生の姿は一般的な光景ですが、地域に友達がいないということは、放課後や長期休みの過ごし方にも影響があるのです。

休みの日に遊ぶ友達がいない

地域に友達がいないということは、下校時間が早い日でも遊ぶ友達がいませんし、夏休みなどの長期休みには、時間を持て余してしまいます。学校の友達と遊ぶにしても遊ぶ場所や時間などの制約が出てしまい、結果的に我慢する場面も増えてしまうことになります。

子供の社会性は友達との遊びで育まれますが、友達の家を行き来して学んでいくルールや、けんかを通して得ていく絆などを得られる機会が少ないことに気づくのです。

私立小学校を辞めたいと思った時の選択肢

私立小学校を辞めたいと思った時の選択肢

数ある私立の小学校の中から、ひとつの学校を選んだということは、中学や高校とその先の進路も視野に入れて選ぶ人も多いものです。

でも、想定外の壁にぶつかってしまった時、それが蓄積され大きなストレスとなってしまったら「私立の小学校をこのまま続けるべきかそれとも」と考えてしまうものです。

小学校は6年という長い期間になるので、我慢できるものならこのまま継続させてあげたいと思いますが、限界に達してしまうと子供への影響も心配されます。

もし、入学した私立の小学校でこのような壁に直面したら、どのような選択肢があるのでしょうか。

公立小学校へ転校

私立の小学校を辞めさせたいと思った時ベストなのは、地元の公立小学校へ転校させるという方法です。進学という点においては、公立の中学校へ進む道がありますし、学費以外の出費も抑えることができます。

クラスに馴染めるかどうかは、入ってみないと分かりませんが、私立と違い地域の友達を作ることができるので、子供の様子が分かり安心できるというメリットがあります。

ただし、転校するためには手続きが必要になりますし、転校するタイミングや転校した後のフォローも重要です。転校したらリスタートではなく、保護者のサポートは引き続き必要となります。しかし、私立小学校の悩みは多少なりとも軽減されるのではないでしょうか。

公立中学校へ進学

公立小学校への転校は、小学校を途中で変えることになるので、ハードルが高いものです。しかし、小学校を卒業してその先の進路として中学校は地元の公立中学校に進学するという選択肢もあります。

中学は多くの小学校から集まるので、人間関係もリセットされますし、親の関わりも小学校に比べると少なくなります。

次の高校進学に向けて目標を立てて、それに向かって進むべき一歩だと考えると抵抗もないのではないでしょうか。

進級で状況が変わるケースも

子育ての悩みは日々変わるものです。その悩みは子供の成長に応じて良くも悪くもなります。そのため、進級でクラスが変われば環境も変わるというケースもあるので、少し様子を見るという方法もあります。

夫婦で気になる点を共有し、解決できるかどうか相談しましょう。そして、1学期より2学期というように、子供の成長で環境が変わる場合もあるので、長い目で見ることも重要です。

それでも、状況が変わらずむしろ悪化しているなら、具体的に改善する方法について進めていかなければいけません。

子供に影響が出ているなら早めに決断を

もし、子供が環境に適応できず、頭痛や腹痛を訴えてくるようになったら、家族で相談して早めに決断するようにしましょう。

子供からのメッセージは、黄色信号です。同じ学校に通い続けることが正解ではありませんし、子供にとって辛い状況を続けると学校に行きたくないという不登校の要因にもなりかねません。

学校のスクールカウンセラーに相談する他、子供にとって何がベストなのかを見出し方向転換していく必要があります。

小学校お受験はデメリットも踏まえて慎重に

小学校お受験はデメリットも踏まえて慎重に

小学校のお受験は、メリットに意識がいってしまいますが、メリットがあるということは当然デメリットも存在するものです。

がんばって入学したのに、通ってみたら想像していたものと違った。どうしよう・・・ということにならないように、お受験はデメリットも踏まえて慎重に検討するようにしましょう。

まとめ

私立のお受験は情報が非常に重要です。多くはインターネットから得る人も多いかもしれませんが、生の情報が得られるチャンスのひとつに習い事があります。習い事は地域や学校を問わずいろんな人と知り合え情報を得ることができます。小学校のお受験を検討している人は、お受験対策以外に子供の好きなことを伸ばしてあげられる習い事を通して、適度にリフレッシュさせつつ、有意義な情報収集の場として活用してみましょう。

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