子供の習い事を考える際、見学や体験に参加して最終決断をする人も多いのではないでしょうか。でも、実際に見てみたら違ったと感じた場合、どのように断ったらいいのか迷うものですよね。
そこで、習い事の見学もしくは体験をした後の上手な断り方についてご紹介したいと思います。
断ることは悪いことではない
丁寧に説明してもらい、対応も良かったけれど子供と合わないというケースもありますが、断るのは申し訳ないと思うものです。
でも、対応しているスタッフは、仕事として接しているので断っても何の問題もありません。断ることは悪いことではないということを頭にいれておきましょう。
習い事側は断られるのには慣れている
習い事の先生やスタッフは、多くの見学や体験を受け入れています。見学をして入会する人もいれば、お断りをするケースもたくさん経験しています
入会してもらえるとその分習い事に参加する人数が増えますが、無理に入ると長続きしないことが分かっています。説明している時は子供の様子を見て、この子はこの教室に合うか合わないかもチェックしているのです。
教室側はいろんなケースが体験しているので、見学したあなたが気を遣う必要はありません。
断る場合はお礼と理由をセットで伝える
お断りをすることは悪いことではないこと。そして説明してくれた教室側は断られるのには慣れていますが、時間を割いて対応してくれているので、断る場合はお礼と理由を添えて伝えるようにしましょう。
「見学(体験)をさせていただきありがとうございました。」という前置きの言葉があるだけで、受け取る側の対応も変わってきます。不快感を与えないためにも割り切って伝えることが需要です。
見学(体験)後の具体的な断り方
ここからは、お礼とセットで伝える理由について具体的にご紹介したいと思います。
他の習い事に決めた
習い事を決める際には、複数の教室を比較した上で最終的に判断する人も多いものです。
見学の対応をするスタッフは、他の習い事と比較していることは想定しているので、別な場所に決めたことを理由として伝えます。
家族に反対された
習い事は月謝がかかるので、家族で話し合って決めるということは暗黙の了解として周知されています。そこで、家族に反対されたという理由も当たり障りない断り方のひとつです。
費用面で難しい
習い事にかける費用は、生活レベルによって高いと感じるかそれともリーズナブルと感じるか捉え方に違いがあります。
この習い事にかける費用を断る理由として伝えてみましょう。その際、具体的な金額については触れず、費用面で厳しいとぼやかすのがポイントです。
レベルが高いと感じた
習い事の内容が子供の能力より上の場合、ハードルが高くついていけない可能性が懸念されます。通ってくる子供たちも学年がばらばらなので、能力に合っていないとついていけません。
このレベルの違いは、高すぎるものもあれば、うちの子には簡単過ぎるというものもあるので、レベルの差を理由として伝えましょう。
子供の気持ちがあやふや
子供と一緒に参加した場合、子供の反応を理由として伝える方法もあります。見学の場では楽しそうに取り組んでいるように見えても、親が見ている姿と違うケースもあるので、子供の反応が良くなかったということも理由として活用できます。
学校のスケジュールと合わない
習い事には時間割があるので、その時間に通えることが大前提となります。しかし、帰宅する時間を考えたらどうやっても間に合わないという場合は通うことができません。
そこで、学校のスケジュールと照らし合わせて通うことが難しいことを伝えましょう。
今回は見送り
理由はいろいろ考えられますが、それでも勧誘されたらどうしようと悩む人におすすめなのが、総合的に判断して見送りという断り方です。
見学(体験)後にやってはいけないNG例
お礼と理由をセットで伝えることを意識すれば、意外とあっさり「分かりました」と言ってもらえます。でも、教室側は断られるのに慣れていると言っても、相手も人間なのでイラっとさせてしまう言動もあります。
ここでやってはいけない言動についても見ていきましょう。
連絡を先延ばし
見学が終わった後に入会の有無を聞かれるパターンと、いつまでに連絡をと約束するケースがあります。
でも、断りづらいから連絡を先延ばしにした場合は、日にちを伸ばせば伸ばすほど断りづらくなってしまうので、早めにお断りの連絡をするようにしましょう。
着信拒否
後日連絡すると約束した場合、約束の日を過ぎても連絡がない場合は、教室側から連絡する場合もあります。
その際、やってはいけないのが、断りづらいからといって着信拒否や無視をすること。「忙しいから電話に出られないのかも?」と勘違いをして何度も連絡してくる場合もあり悪循環です。余計伝えづらくなってしまうので、着信があっても無視せず早めに伝えるようにしましょう。
断りづらい場合は最初に予防線を張っておく
習い事は、実際に見てみないと雰囲気や子供に合っているかどうかは分かりません。断ることがそもそも苦手という人は、見学や体験に行った時に予防線を張っておきましょう。
具体的な予防線は以下の2つです。
- 複数の習い事を見学している
- 最終決断は家族と相談して決める
これを見学の時に伝えておけば、いざ断る場面になった時でも「先日もお話ししたのですが」と伝えやすくなります。
子供に合った習い事を探すことが大事
習い事は、調べている段階と実際の目で見るのとでは相違があります。丁寧に対応していただくと断ることに引け目を感じますが、見学の目的は子供に合った習い事かどうかを見極めることです。
断りづらいからといって押し切られて通うことになっても、何も生まれないので、違うと感じたら早い段階で上手に断るのがポイントです。
まとめ
習い事を断る時にはお礼と理由をセットに伝えるのがポイントです。何か所か習い事の見学に行くようになると断り方のコツが掴めてくるので、悪いことではないことを意識して上手に断るようにしてみてください。