習い事を考えているけど、学校が終わった平日の放課後にすべきか、それとも土日の方がいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこで、土日に習い事をするメリットとデメリット、さらに、土日に習い事をする場合の選び方についてご紹介したいと思います。
土日に習い事をするメリット
小学生の習い事というと、学校の授業が終わった放課後をイメージする人も多いかもしれません。
でも、運動会の練習や、先生のお手伝いなどで帰ってくるのが遅いと間に合わないことも。そこで、学校がない土曜日や日曜日に習い事をする人も増えているのです。
では、土日に習い事をするメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
下校時間を気にせず余裕を持って通える
4時間授業で早く帰ってくる曜日に習い事ができればベストですが、習い事の種類によっては定員に達しているため、別な曜日を提案される場合もあります。
帰ってきてからすぐに出かければ間に合うのが分かっていても、慌ただしくなってしまうもの。
それに対して土日なら、下校時間を気にせず余裕を持って通うことができるので、間に合うかどうかを心配しなくて済みます。
家庭学習の時間が確保できる
小学生は、義務教育なので宿題や家庭学習も定着させなければいけません。
できれば低学年のうちから、家庭学習の習慣をつけておくことが望ましいですが、習い事があると、曜日によって自宅で勉強をしない日が出きてしまいます。
土日の習い事の場合、平日の月曜日から金曜日まで帰ってきてから宿題をする習慣をつけさせることができるので、家庭学習を習慣化させることができます。
友達と遊ぶ時間ができる
習い事を平日に入れるデメリットとして友達と遊びたい時に習い事があった場合、友達と遊ぶことができません。
放課後友達と遊ぶのは、幼稚園や保育園と違い、社会性を育むチャンスです。しかし、習い事があるからといって断わらなければいけないこともストレスになりますし、友達の輪に入れないことは後々の人間関係に影響してしまいます。
でも、土日の習い事なら平日遊ぶことが可能!。平日は、家庭学習の時間を確保しつつ、友達と遊ぶ時間を作れるというのも、メリットのひとつです。
自宅から遠い場所でもチャレンジできる
平日の習い事は、帰宅してから通うので時間割との兼ね合いから通う場所や範囲が限られてしまいます。
やってみたい習い事が近くにない場合、電車やバスを利用して通いますが、自宅に帰ってくる時間を逆算して間に合わない場合は、やりたいと思ってもやらせてあげることができません。
でも、時間的な余裕がある土日なら、余裕を持って通うことができるので、苦渋の決断をしなくても済むのです。
親子の時間が確保できる
学校が休みの土日なら、余裕を持って通うことができますし、終わってからゆっくり習い事の様子を聞くことも可能!
親子のコミュニケーションの機会が取れるというのも特徴のひとつです。
習い事が終わってからの楽しみも増える
平日は、学校から帰ってきて、準備をしてから向かい、終わったら夕飯の準備へと親子共に慌ただしくなります。
でも、土日なら通うもの帰るのもゆったりしているので、終わってから親子で買い物に出かけるなど、習い事が終わってからの予定もその場で決められるのでフレキシブルに対応できます。
一緒に夕飯の買い物をしてもいいですし、近くの公園で遊んでから帰るなど、学校がある日にはできない過ごし方ができるのも魅力なのではないでしょうか。
土日に習い事をするデメリット
平日の習い事は、学校が終わってからの活動になるので慌ただしくなり、土日なら余裕を持って通うことができますが、メリットがあるということはデメリットも存在します。
どんなデメリットがあるのでしょうか。
家族で外出する場合調整が必要
日曜日は唯一家族が揃う日という家庭も多く、休みの日に習い事を入れてしまうと、家族で外出する機会が減ってしまいます。
習い事を休んで家族で外出する場合は、欠席の連絡や振替がある場合いつするのか調整が必要になります。
でも安心してください。以下でご説明しますが、土日といっても曜日と時間を選べば家族の予定を合わせることが十分可能です。
土日にできるのはこんな習い事
習い事は平日でも土日でもどちらにもメリットとデメリットがありますが、習い事の種類が年々増えていること。そして、習い事に対する需要も変化していることから、土日にできる習い事は多様化しています。
土日にできる習い事の一例として、スイミングや英会話、プログラミング教室や習字にそろばんなど、土曜日+日曜日も開放しているところが増えています。
友達関係や子供の体力などを踏まえた上で、習い事=平日ではなく、学校が休みの土日も選択肢のひとつとして考えてみましょう。
土日の習い事の選び方
ここからは、土日の習い事の選び方についてご紹介したいと思います。
習い事をする曜日と時間帯を考える
土日といっても、曜日と時間帯で5つの選択肢があります。その一覧がこちら
午前 | 午後 | |
学校がある土曜日 | × | 1 |
学校が休みの土曜日 | 2 | 3 |
日曜日 | 4 | 5 |
- 学校がある土曜日の午後
- 学校が休みの土曜日の午前
- 学校が休みの土曜日の午後
- 日曜日の午前
- 日曜日の午後
学校週5日制が導入されていますが、土曜授業を実施するかどうかは、行政の判断によるものとなります。
そのため、学校がある土曜日は午前中の習い事は不可能ですが、午後は選択肢のひとつとなります。
それに対して、学校がお休みの土曜日は、午前、午後とも可能なので、午前に習い事を入れて午後はお出かけ。もしくは、午前中はゆっくり過ごして午後に習い事を入れるなど、スケジュールを調整しやすいという特徴があります。
学校がお休みの土曜日同様、日曜日も時間帯が自由に選べるというメリットがあります。習い事の時間割によっては、選べない場合もありますが、習い事が終わった後をどうするかによって、曜日と時間帯の選び方が変わってきます。
時間を有効に活用するためにも、習い事の前後を踏まえて曜日と時間帯を選ぶようにしましょう。
体験授業がある場合には受講する
学校がある土曜日にするのか、それとも学校が休みの土曜日もしくは日曜日にするのか最初に曜日と時間の候補を決めます。
希望を第一希望から並べておくと、実際に選ぶ時に選びやすいので考えておきましょう。ある程度決めたら、体験授業に参加してやりたいものと子供の個性が合っているのか必ず確認します。
習い事は調べた上で決めますが、イメージしていたものと実際とでは異なる場合があるためです。
体験授業に参加したら子供に感想を聞いて、家族で話し合って挑戦するのかそれとも別な習い事にするのか最終決断をします。
習い事は多様化している
習い事といえば、学校から帰宅した放課後、つまり平日というのが定着していましたが、いろいろな形態で受けられるようになってきました。
その一例が、直接習い事に通う通塾型と、自宅でできる通信講座、そして同じく自宅にいながらインターネットを介して授業を受けることができるオンライン型です。
通塾型
習い事ができる場所まで移動する通塾型は、先生とコミュニケーションを取りながら学ぶことができます。しかし、学校の下校時刻が遅くなってしまうと間に合わないので、欠席せざるを得ないという日も出てきます。
習い事がある日は、時間をチェックして間に合うように準備しなければいけません。
通信講座
直接教えてもらえる通塾型は、やりたい習い事が家から通える距離にあることが大前提となります。
やりたいものでも、近くになければ通えませんし、集団で活動するのが苦手な子供もいます。そんな家庭におすすめなのが、自宅で好きな時間に学べる通信講座です。
小学生ができる通信講座は学習系のものがあり、タブレットを使って遊びながら学べるものに人気があります。
小学校に入学前の年中からできるアプリを使ったデジタル教材と、キットを使うワンダーボックスも注目度が高い通信講座のひとつ。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
オンライン授業
自宅に届く通信講座は、好きな時間にできるというメリットがありますが、分からないことがあった時に質問できません。子供は頑張った時には褒めてもらいたいですし、やる気がない時には声をかけてもらいたいと思うものです。
そんな人におすすめなのが、オンラインの習い事です。
特に最近注目を集めているのが、2020年からプログラミング教育が必修化されたことにより、子供向けのプログラミング教室が脚光を浴びています。
「プログラミングって難しいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、ゲーム感覚で遊びながら発想力や問題解決能力、そして論理的思考を身につけることができるのです。
プログラミング教室は年々増加していますが、まだまだ教室数が少ないのが現状で、オンラインでプログラミングをやってみたいと思う人は、リタリコンワンダーオンラインがおすすめです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
小学校に入ってすぐに習い事をするなら、まずは学校生活に慣れさせるのが重要なので、土日にやってみるのがおすすめです。さらに、通塾型や通信講座、そしてオンラインの習い事などもあるので、やりたいものを明確にした上で、土日も選択肢のひとつとして考えてみましょう。