子供の将来に対する不安。AI時代に向けて今できることとは

人工知能の発達に伴い、これから10年後には多くの仕事がAIに代用される可能性があると言われています。そうなってしまうと、子供の将来はどうなってしまうのか、不安になってしまうものですよね。

そこで、子供の将来について、不安を感じる要素と将来に向けてできることについてご紹介したいと思います。

子供の将来になぜ不安を感じるのか

子供の将来になぜ不安を感じるのか

総合情報サイトを運営する株式会社オールアバウトは、「AI時代における子育て」としてインターネット調査を実施しました。その調査によると、子供の将来に不安を感じる要素が明確になりました。その結果がこちらです。

  • 自分立ちの時代とは世の中が大きく変わるから:58%
  • 精神的・金銭的に自立した人になれるか:46%
  • 変化を予測することが困難な時代だから:43%
  • AIによって仕事が自動化され、職業が少なくなるかもしれないから:37%
  • 年収を上げていくことが困難になるから:32%
  • グローバル化が進む世の中になるから:32%
  • 病気やケガなどの健康面:28%
  • 今は存在していない職業に就くかもしれないから:24%
  • キャッシュレス時代になり正しい金銭感覚が身につくかどうか:16%
  • その他:2%

元号が平成から令和に代わり、2020年の夏には東京オリンピックが開催される予定でした。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大により、2020年4月7日、緊急事態宣言が発令され、2020年5月25日に緊急事態宣言が解除されるなど、社会は大きく動きました。

それに伴い、テレワークをはじめとする働き方の改革や、密接・密閉・密集を避けた行動など、新しい生活様式が推奨され、社会は変革の時期を迎えました。

これらの社会の大きな流れを経験したこともあってか、未来に対する不安を抱えている人は増えています。この中で着目すべきなのは、AIによる変革です。

AIにより仕事が自動化されることで生活は便利になりますが、その分仕事がなくなるかもしれない不安や、子供が大きくなった時、今は存在していない新しい職業に就く不安を抱えている人も少なくありません。

では、具体的にAIが行う仕事とは、どのようことができるのでしょうか。

参考:All about「AI 時代における子育て」

人工知能やロボットで代用可能な仕事

野村総合研究所はアメリカのオックスフォード大学と共同研究を行い、人口知能やロボットで代用可能な職業を公開しました。その職業の一覧がこちらです。

  • IC生産オペレーター
  • 一般事務員
  • 鋳物工
  • 医療事務員
  • 受付係
  • AV・通信機器組立・修理工
  • 駅務員
  • NC研削盤工
  • NC旋盤工
  • 会計監査係員
  • 加工紙製造工
  • 貸付係事務員
  • 学校事務員
  • カメラ組立工
  • 機械木工
  • 寄宿舎・寮・マンション管理人
  • CADオペレーター
  • 給食調理人
  • 教育・研修事務員
  • 行政事務員(国)
  • 行政事務員(県市町村)
  • 銀行窓口係
  • 金属加工・金属製品検査工
  • 金属研磨工
  • 金属材料製造検査工
  • 金属熱処理工
  • 金属プレス工
  • クリーニング取次店員
  • 計器組立工
  • 警備員
  • 経理事務員
  • 検収・検品係員
  • 検針員
  • 建設作業員
  • ゴム製品成形工(タイヤ成形を除く)
  • こん包工
  • サッシ工
  • 産業廃棄物収集運搬作業員
  • 紙器製造工
  • 自動車組立工
  • 自動車塗装工
  • 出荷・発送係員
  • じんかい収集作業員
  • 人事係事務員
  • 新聞配達員
  • 診療情報管理士
  • 水産ねり製品製造工
  • スーパー店員
  • 生産現場事務員
  • 製パン工
  • 製粉工
  • 製本作業員
  • 清涼飲料ルートセールス員
  • 石油精製オペレーター
  • セメント生産オペレーター
  • 繊維製品検査工
  • 倉庫作業員
  • 惣菜製造工
  • 測量士
  • 宝くじ販売人
  • タクシー運転者
  • 宅配便配達員
  • 鍛造工
  • 駐車場管理人
  • 通関士
  • 通信販売受付事務員
  • 積卸作業員
  • データ入力係
  • 電気通信技術者
  • 電算写植オペレーター
  • 電子計算機保守員(IT保守員)
  • 電子部品製造工
  • 電車運転士
  • 道路パトロール隊員
  • 日用品修理ショップ店員
  • バイク便配達員
  • 発電員
  • 非破壊検査員
  • ビル施設管理技術者
  • ビル清掃員
  • 物品購買事務員
  • プラスチック製品成形工
  • プロセス製版オペレーター
  • ボイラーオペレーター
  • 貿易事務員
  • 包装作業員
  • 保管・管理係員
  • 保険事務員
  • ホテル客室係
  • マシニングセンター・オペレーター
  • ミシン縫製工
  • めっき工
  • めん類製造工
  • 郵便外務員
  • 郵便事務員
  • 有料道路料金収受員
  • レジ係
  • 列車清掃員
  • レンタカー営業所員
  • 路線バス運転

引用元:野村総合研究所

具体的に代用可能である職業を目にすると、家族や親せき、知人がそれらの職業に就いていたら、仕事がなくなる不安を感じてしまいます。

ここで注意したいのが、人工知能はすべての職業には適応できないという点です。人口知能には特異な分野があり、感情を読み取った行動や新しいものを作り出す思考はできません。

つまり、人工知能が代用できる仕事と、人工知能が代用できない仕事に分けられるのです。

人口知能やロボットで代用の可能性が低い仕事

同じく野村総合研究所が発表した資料によると、人工知能やロボットが代用の可能性が低い仕事を発表しています。

  • アートディレクター
  • アウトドアインストラクター
  • アナウンサー
  • アロマセラピスト
  • 犬訓練士
  • 医療ソーシャルワーカー
  • インテリアコーディネーター
  • インテリアデザイナー
  • 映画カメラマン
  • 映画監督
  • エコノミスト
  • 音楽教室講師
  • 学芸員
  • 学校カウンセラー
  • 観光バスガイド
  • 教育カウンセラー
  • クラシック演奏家
  • グラフィックデザイナー
  • ケアマネージャー
  • 経営コンサルタント
  • 芸能マネージャー
  • ゲームクリエーター
  • 外科医
  • 言語聴覚士
  • 工業デザイナー
  • 広告ディレクター
  • 国際協力専門家
  • コピーライター
  • 作業療法士
  • 作詞家
  • 作曲家
  • 雑誌編集者
  • 産業カウンセラー
  • 産婦人科医
  • 歯科医師
  • 児童厚生員
  • シナリオライター
  • 社会学研究者
  • 社会教育主事
  • 社会福祉施設介護職員
  • 社会福祉施設指導員
  • 獣医師
  • 柔道整復師
  • ジュエリーデザイナー
  • 小学校教員
  • 商業カメラマン
  • 小児科医
  • 商品開発部員
  • 助産師
  • 心理学研究者
  • 人類学者
  • スタイリスト
  • スポーツインストラクター
  • スポーツライター
  • 声楽家
  • 精神科医
  • ソムリエ
  • 大学・短期大学教員
  • 中学校教員
  • 中小企業診断士
  • ツアーコンダクター
  • ディスクジョッキー
  • ディスプレイデザイナー
  • デスク
  • テレビカメラマン
  • テレビタレント
  • 図書編集者
  • 内科医
  • 日本語教師
  • ネイル・アーティスト
  • バーテンダー
  • 俳優
  • はり師・きゅう師
  • 美容師
  • 評論家
  • ファッションデザイナー
  • フードコーディネーター
  • 舞台演出家
  • 舞台美術家
  • フラワーデザイナー
  • フリーライター
  • プロデューサー
  • ペンション経営者
  • 保育士
  • 放送記者
  • 放送ディレクター
  • 報道カメラマン
  • 法務教官
  • マーケティング・リサーチャー
  • マンガ家
  • ミュージシャン
  • メイクアップアーティスト
  • 盲・ろう・養護学校教員
  • 幼稚園教員
  • 理学療法士
  • 料理研究家
  • 旅行会社カウンター係
  • レコードプロデューサー
  • レストラン支配人
  • 録音エンジニア

引用元:野村総合研究所

AIの技術は日々進化しているので、代用不可能とされた仕事であっても絶対に無理とは限りません。

社会がどのように変わっても、人の財産となるスキルを持ち合わせているかどうかで、職業の選択も変わってきます。では、親は子供にどんなスキルを身につけて欲しいと思っているのでしょうか。

子供に身につけて欲しいスキル

子供に身につけて欲しいスキル

人生の先輩である親は、いろんな経験をしているので、その体験からこんなスキルがあると社会に出ても役立つという想像ができます。同じくオールアバウトの調査では子供に身につけて欲しいスキルとして以下のような結果になりました。

  • 主体性:64%
  • 実行力:63%
  • 創造力:54%
  • 柔軟性:52%
  • 計画力:43%
  • ストレスコントロール力:42%
  • 課題発見力:42%
  • 発信力:41%
  • 外国語でのコミュニケーション力:37%
  • 状況把握力:37%
  • 働きかけ力:37%
  • 傾聴力:35%
  • 規律性:32%
  • 金融リテラシー:29%
  • 情報リテラシー:28%
  • ITリテラシー:25%
  • 当てはまるものはない:3%

自立して社会の一員となる子供には、主体性や実行力、創造力や柔軟性などを求める人が多いことが分かります。

中には、インターネットが普及している時代を生き抜くために、正しい情報を精査できる情報リテラシーやITリテラシーも身につけさせたいと思っている保護者もいます。

これらは社会で生きていくうえで必要なスキルですが、自然と身につくものではありません。では、これらのスキルを身につけさせるために、どのような対策を行っているのでしょうか。

スキルを身につかせるために行っていること

スキルを身につかせるために行っていること

同じくAll aboutの調査によると、具体的な対策についても以下のような結果になりました。

  • 英語教室に通わせている:30%
  • パソコン教室に通わせている:12%
  • 理科実験教室に通わせている:10%
  • プログラミング教室に通わせている:10%
  • STEAM教育を行う塾に通わせている:8%
  • ロボット教室に通わせている:8%
  • その他:2%
  • 特にない:59%

親が子供に身につけて欲しいと思うスキルは、家庭で教えるのは難しいので、塾や習い事に通っているという家庭が多いことが分かりました。

一方で特にないと答えた人も多いですが、体験できる場所があるのとないのとでは、子供の能力も変わってくるので、子供に合った方法を模索していく必要があります。

保護者が子供時代にはなかったパソコン教室や理科実験教室、そしてプログラミング教室にロボット教室などが挙げられていますが、STEAM教育という分野にも注目が集まっています。

STEAM教育とはScience(科学)Technology(技術)Engineering(工学)Art(芸術)Mathematics(数学)の頭文字を取ったもので、これらの要素を学ぶ新しい教育の手法です。

家庭で実践できること

家庭で実践できること習い事は学校では体験できないことが得られますが、自宅の近くにない場合は通うことができませんし、子供が興味を示さないと長続きしません。

習い事に通う以外、家庭で実践できることはあるのでしょうか。同じくAll aboutの調査では、家庭でできると思うことについて下記のような結果になりました。

  • 親が積極的に関わる・教える:53%
  • 自分で考えさせる・行動させる:17%
  • 子供と一緒に考える・やってみる:12%
  • わからない:8%
  • その他:6%
  • 検討中:4%

家でお手伝いをさせることは、子供と一緒に考えてやってみることですし、家族旅行でさまざまな体験をすることは、自分で考え行動させる絶好のチャンスです。

学校行事に親が積極的に参加し、同じ場面を共有しながら関わり、行動し、考えさせるなど、方法はたくさんあります。

大事なのは、将来を見据えて今からできることを積極的に取り入れ親も一緒に学んでいくこと。実は日常生活の中に子供と一緒に学べる場所はたくさんあるのです。

それを積み重ねていくことで、社会に出た時に生きていく力が身につきます。

子供の将来を考えると不安になってしまうという人は、生活の中にある子供と一緒に関われることや、考えること、考えさせることを探してみましょう。

まとめ

子供が中学・高校・大学と進学した時には社会は大きく変わっているかもしれません。興味があることは積極的にチャレンジさせ、今からできることを少しずつ積み重ねていきましょう。

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